免疫力を高めて、病気に負けない体をつくる

皆さん、こんにちは!

エニタイムフィットネス雑司が谷店の杉野です✋

 

今回の記事は、ウィルスをはじめ、病気や感染症に負けないためのキーワードとして、「免疫力」にフォーカスしていきたいと思います。

 

新型コロナウィルスが世界中で猛威をふるう中、日本国内でも(クルーズ船を除く)感染者数が100名を超えたということで、大きな話題になっていますね。

 

こうした中、会員の皆様も手洗い・うがい・マスクを着用するなど日常生活で様々な対策をされていることでしょう。しかし感染を避けるためには、これらの対策だけではどこか不十分、という考えも否定できません。

 

新型コロナウイルスだけに限らず、私たちの体は日常的に様々な細菌やウイルスに晒されていますが、これらの脅威から体を守る「見えないバリア」の役割を担ってくれるもの、これが「免疫力」です。

 

「免疫力」について簡単に説明すると、血液中には白血球をはじめとする様々な免疫細胞があり、これが体外から侵入してくる細菌やウイルスを常に監視し、発見・撃退する「自己防衛システム」が免疫力と言えます。この「自己防衛システム=免疫力」が、見えない外敵(細菌やウイルス)から体を守り、病気になるのを防ぐ・治す働きをしてくれます。

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免疫細胞の働き

 

まさに私たちの体の中では、いつも免疫力が細菌やウイルスとの壮絶な戦いを繰り広げているのです。

 

あなたの周囲には風邪や病気・インフルエンザなどに強い体質の人はいませんか?こうした人は、体の中に強い免疫力が備わっているため病気になりにくい、あるいは病気になっても症状が悪化しにくい、と言えるのです。

 

このように常に様々な外敵から体を守ってくれる免疫力ですが、この免疫力が弱まると細菌やウイルスの脅威が増え、何らかの病気にかかりやすくなってしまうという問題があります。

 

残念なことに、この免疫力は20歳をピークにして、その後はだんだん衰えてくるといわれています。でも、ガッカリしてしまうのはまだ早いですよ。なんとこの免疫力は、毎日ちょっとしたことを心掛けるだけで高めることも可能です。その方法とは何かというと?

 

具体的には以下の3つです。

 

 ①腸内の善玉菌を増やす

免疫力の基となる免疫細胞の6割は腸にいると言われています。腸内の免疫細胞を活性化させるには、腸内の善玉菌を増やす必要があり、善玉菌の割合が優位になれば、体の免疫力や解毒力を高めることができます。そのため善玉菌の働きを良くする食べ物を摂ることで、免疫力は高まります。

その食べ物とは、ヨーグルトやチーズといった乳製品の他、日本人には昔から親しまれてきた味噌・醤油・酢・納豆・ぬか漬けといった発酵食品(ただし昔ながらの製法の食品)を日頃から多く食べることで、腸内の善玉菌の割合を増やすことができます。

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発酵食品

 

 ②体温を高める

免疫力が正常に働く体温は36.5℃程度だと言われています。もし体温が1℃下がると免疫力は約30%下がるとされており、反対に体温が高まれば免疫力は高まります。昔から「冷えは万病のもと」と言われるように、体温が下がり血流も悪くなると、免疫細胞の働きも低下し、体内に異物(ウイルスや細菌)が侵入しても素早く発見・撃退できなくなります。

このように高い免疫力を維持するには、適度な運動をする・暖かいお風呂にゆったり浸かるなどして、体温を下げてしまわないことを日常生活で心掛ける必要があります。

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適度な運動で免疫力を高める

 ③ストレスを溜めない

現代はストレス社会と言われていますが、もし悩みや心配事などの精神的ストレスや過労を抱えると自律神経のバランスが乱れ、免疫力が低下すると考えられています。

自律神経には、交感神経と副交感神経のバランスで成り立っていて、労働時間が長い場合や激しい運動を続けると交感神経が優位になり、疲れやストレスが体に残りやすくなり免疫力が低下します。反対に副交感神経が優位になると、血液の流れを促進させ、心身をリラックス状態にしてくれます。

普段からストレスを多く抱えていると感じている方は、副交感神経を優位に保つことが大切です。副交感神経を優位にするには、深呼吸をしたり、夜はぐっすり眠り、バランスの良い食生活を心掛けると良いでしょう。特に睡眠中は、免疫細胞の働きが活発になり免疫力が高まります。

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睡眠中は免疫力が高まる

 

いかがでしたでしょうか?

長々とした説明になってしまいましたが、免疫力を高めると言っても、それほど難しいことではありませんよね?

すごく簡単に言ってしまえば、日頃から栄養のあるものを食べて、適度に体を動かして、夜はゆっくり休むということシンプルなものです。

こうした簡単なことを普段から意識するだけでも、病気や感染症に負けない体づくりを目指すことができるのです。「備えあれば患いなし」です。今日からでも出来る、強い体づくりを一緒に目指しませんか?