今月のスタッフおススメのエクササイズ 

今月のスタッフのおススメのエクササイズは、「最強の自重トレーニング」と言われる懸垂(チンニング)を紹介します。

 

懸垂は主に背中を鍛える代表的な筋力トレーニング種目であり、また肉体づくりをするうえで絶大な運動効果をもたらすことから多くのアスリートやボディービルダーがトレーニングメニューに加えています。

 

懸垂と言えば、鉄棒やバーなどにぶら下がった状態から身体を持ち上げるという、一見するとシンプルな動作なのですが、この簡単な動作を行うことで、背中だけでなく体幹や腕といった上半身の多くの筋肉を広範囲に鍛えることができるのです。

 

そうして懸垂を継続してトレーニングすることで、身体が全体的に引き締められ、きれいなボディラインが形成されるのです。まっすぐに広がった逞しい背中の真ん中に縦の中心線がくっきりと浮かび上がることで、「背中のシックスパック」とも言われます。

男性なら、スーツやワイシャツなどをカッコよく着こなせる逆三角形の身体に。女性であれば、スマートに引き締まった綺麗なくびれを、懸垂を通して手に入れることが出来るのです。

 

しかし懸垂は難易度が高いという側面もあります。実際初級者の中には、挑戦してもなかなか自分の身体が持ち上がらない、背中が弱いので懸垂は難しいという意見も。そうした理由から、懸垂をしない、好きじゃないという方も多いのではないでしょうか?

そうした方のために雑司が谷店内には、アシスト付きのチンニングマシンが備わっており、またラットプルダウンという懸垂の補助的な筋力マシンもあります。まずは少しずつでもいいので、そうしたマシンを行いながら背中を鍛えることをお勧めします。

 

特に筋トレを始めたばかりの人は、胸や腕やお腹など、目に見えやすい上半身の全面部分ばかりを鍛える傾向があります。しかしいくら上半身の前面ばかりが強くなっても、背面が弱いままでは身体全体の筋肉の付き方がアンバランスになり、全体的にかっこ悪く見えてしまいます。ボディーバランスを整えるという意味でも、懸垂を日々の運動メニューにとりえれることで、あなたの描く理想の身体にグッと近づけます。

 

また懸垂は世界的にも、とてもポピュラーなエクササイズです。

世界にはさまざまな懸垂の挑戦記録がありますが、中でもすごいのが2016年に更新された懸垂のギネス世界記録です。

アメリカ出身のアンドリュー・シャピロ君17歳が、18時間もの長時間にわたり懸垂を続けた結果、何と7,306回の新記録を打ち立てました。

その他にも、フランス出身のとある消防士は30分間で565回もの懸垂を行ったいう記録もあり、世界中の多くのチャレンジャーが新記録に挑戦しています。

 

皆様も日々のエクササイズの中に懸垂を取り入れながら、自己ベストに挑戦されてはいかがでしょうか?