戦国時代のスーパー栄養食は?

皆さん、こんにちは。

エニタイムフィットネス雑司が谷店の杉野です。

 

前回の記事では、新型コロナウイルスなど様々な病気に備えるため、体の免疫力を強化して強い体づくりを目指すというものでした。簡単にまとめると、日常生活を送るなかで「より良い食事・運動・睡眠を心掛けて、体の調子を整えていきましょう」ということでしたね。

 

今回私がとりあげたい項目は、食事です。いくら十分な運動をして、夜はしっかり睡眠時間がとれているとしても、ジャンクフードやスナック菓子・インスタント食品などをたくさん食べる生活を続けていれば、免疫力は高まらず、体も強くなりません。

 

つまり努力のやり方や方向性がマズければ、せっかくの努力も実らないという結果に。

 

お相撲さんが「食べるのも稽古のうち」と言うように、強い体をつくるには栄養のある食事を摂ることがたいへん重要になってきます。

 

そこで素朴な疑問です。現代のように十分な医学やサプリメント、豊富な食事のバリエーションがなかった昔の人は、どのようにして栄養を確保し、健康維持をはかってきたのかを掘り下げていきたいと思います。

 

例えば今年の大河ドラマ麒麟がくる」の主人公である明智光秀が活躍したのは戦国時代。その時代の人は、厳しい戦国時代を生き抜くために、どんな食事から栄養を確保し体力をつけていたのか?

 

戦国時代に活躍した武将が共通して食べていた有名なものが、玄米と味噌です。

 

玄米とは、糠を残した状態の精白されていないお米のことで、白米と比べてビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養素がたくさん含まれており、特に玄米にはブドウ糖を効率よく吸収するための栄養素、ビタミンB1が豊富に含まれています。

 

そして味噌の原料である大豆は、良質なタンパク質や脂質が多く含まれているので、玄米と組み合わせることで、炭水化物・タンパク質・脂質の3大栄養素が確保できる、総合栄養食だったことが分かります。

 

車も家電製品もない戦国時代は、戦闘や行軍・土木工事などはほとんど人力で行うため、とにかくたくさんのエネルギーが必要だったのでしょう。なんとお米は1人あたり1日5合も食べていたという記録が残っています。ちなみに私も筋トレなどをしていてたくさんのエネルギーを必要とするので、普段から栄養価の高い玄米と味噌を食べるようにしています。

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お昼によく食べている玄米ご飯(約1.5合)

あと私がおススメの味噌が「豆味噌」です。

豆味噌とは、豆と食塩と水を原料に、昔ながらの技法で長時間熟成してつくられる愛知県の味噌です。よく知られているのが「八丁味噌」「名古屋味噌」です。赤味噌の風味が特徴的で、個人的にはすごく美味しくておススメですよ。腸内環境を整える天然の酵母菌も含まれているので、免疫力向上と健康維持にはすごくおススメです。

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昔ながらの製法でつくられている豆味噌

 

いかがでしたか?

このように医学やサプリメントがなかった時代でも、体を強くするための知恵がしっかり備わっていたことが分かります。「温故知新」という言葉もあるように、普段私たちがよく口にする身近な米と味噌を、昔ながらの食事法に切り替えるだけでも、体を内側から強くすることは可能です。「体が資本」であることは昔も現代も変わりません。この機会に一度お試し頂ければ、と思います。